数百年の怨念も…元は同じ人間だった魂を天に返すことで共に救われる
先日はある女性と会う機会がありました。
この方はある年齢の時に甲状腺の疾患になられております。
それで霊視をしてみると見えてきたのは
あずき色の着物を着た人の姿でした。
この方は女性で、どうしても顔が見えません。
実はご相談者の家系にはお兄さんがおられましたがやはりある年齢(12歳)になった時に甲状腺の疾患発症されました。
お兄さんは神信深いお父さんのおかげで21歳で完治されていましたが、ご相談者はまだ完治しておらず、そこには女性対する何かを強く感じていました。
私はこれは何か原因があるに違いないと思いご本人にしっかりとお話を聞いてカウンセリングをしたのです。
そうした後に見えてきたのはこの家系にまつわる悲しい出来事でした。
その出来事と言うのは相談者の女性の方の前世といいますか、その時代に生きた時にですね、奉行所といいますかそういう役職に就いておらたのです。
今で言う裁判官ですね、そのような仕事の立場上どうしても罪状を言わなければいけない仕事をされていたのです。
時は500年前にも遡ります。
その女性の前世は男性です。
そして裁かれる立場の若い女性がいました。
その女性は今で言う冤罪で疑いをかけられていて、死罪となったのです。
もちろん罪はなく冤罪ですからその女性はひどく恨みを持ち許せないと言う気持ちでこの世を去ります。
その後は怨霊となっていまいました。何と気の毒なことでしょう…
それから許せなかった相手が転生しても想いを果たそうとしていました。
今世では相談者は女性として生まれてきました。
実はこの女性は他にもヨーロッパで生まれてきた過去がありました。
また別の人生ではとらわれて首かせをつけられて召使いにされていたような過去もありました。
その時の冤罪で亡くなられた女性の怨念が魂に呪いをかけていたためどの人生においても影響を受けていたのです。
今回は首にある甲状腺に疾患として現れていました。
そこでその怨念を持っている女性に私は名前を聞きました。
その方は〇〇ノ上ユキノとおっしゃいました。
さぞ辛かったのでしょう…
10代後半で首を切り落とされていたのです。その思いをわかって欲しかったのか.私に訴えてこられたのでしょう。
ご相談者は就職である県に行かれたのですが、その職場は前世の奉行所のあった土地でありいわゆる無念の霊の溜まり場でした。
許せないという想いの集まる場所なので、人を見下す、認めない、許さない、上が正しい、下は苦労するのが当たり前、頑張れない人はいらない、肩書きばかり、仕事量は少ないのに一人前きどり、という想いの人が集まっていました。
それで優しい人がどうしても続かなく、何人も辞める会社だったのです。
そこに行くのは不思議なご縁でもあります。
一般的には家計に呪いがかけられていると言う被害者意識から
現在の霊障を取り除いてほしいと言う相談が多いのですが、
実際には相談者ご本人自らが犯した罪を
どのようにしたらバランスが取れるのかと言う視点から転生を考えて計画して、
生まれ変わっておられます。
そのことをしっかりと伝えなければならないのですが、
ほとんどの霊能者と言われている方は被害者と言う立場からしかお祓いをしません。
またご相談本人もそれを受け入れることができない方が多いのです。
今回のご相談者は霊感もある方で、相手の名前を伝えるとその名前は覚えていると言われました。
私はこれも何かのご縁だと素直に受け入れ相談者の女性、そして相談者の前世で犯した罪を共に懺悔し、
相手の本音を解きほぐし光の方へ導き両者を共に成仏させることにしました。
相手の霊はさぞや辛かったのだと思います。
そして相談者もまた辛い人生を繰り返してきました。これを機にして終わらせるのです!
私のお祓いが始まると、しばらくしてそのあずき色の着物を着た女性は
まもなく花柄の着物に変わりました。
「あぁよかった500年も前から積年の思いで訴えていたんだろう、そしてご相談者の懺悔無量所犯罪も今日で成就する…
そう思うと涙が溢れてきました。
そしてまた自らその償いをしようと言う相談者の魂の志と勇気に感動を覚えました。
本来お祓いと言うのはこういうことを言うのです。
悪霊といっても幸せな人生を送っていた人間であるのですから、
真心を持って接するのが私の仕事です。
それからほどなくしてご相談者の甲状腺数値が正常化しました。
しかしながらご本人自身による供養の仕方そして人生の捉え方、生き方、感謝の気持ち、許す気持ち、寛大な心について
いろいろなアドバイスを私なりにさせていただきました。
今回も本当に良い仕事をさせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
数百年の怨念も私の前では溶けていきます。
愛と、光と、悦び
それが私の使命です。
ありがとうございました☆