悪魔と契約を結んでいた少年の除霊・浄化とその原因とは・・・・
これはスピリチュアルカウンセリングに訪れたある少年の話です。
その少年の母親はあるきっかけで知り合いました。
私が未浄化霊を見つけて話をすると、自分にはやむを得ず中絶した少年の年子になる水子さんがいるとおっしゃいました。
そこで私はその御霊を癒し現世で言うところの幼稚園の園長先生にあたる水子地蔵尊にお預けしたのです。
ほとんどの霊はわずかの滞在目的をプランにしていたりするので、
元の光の方へと戻りますが、
稀に残る御霊も実際にいます。
この御霊は次の生まれ変わりを望んでたので、幼稚園で落ち着いたらあの世へと戻りまた旅立つでしょう。
ここからが本題です。
それからしばらくたったある日、
その少年は母親と一緒に進路について相談したいと訪れて来ました。
以前より知っていたのですが、少年はとても優しい心を持っていました。
対面してすぐに私は霊の存在を感じました。
そこで「〇〇君今日来たのはこのことだよね進路のことじゃないよね?」
と聞きました。
すると途端に少年は人格が変わり自殺した人の例が出てきました。
「うぅ、苦しい…わしは妻と子にに逃げられて自殺した男じゃ。この子はわしがいてもいいって言ったからおるんじゃ。お前は何者か?…」
私は諭してここにいてはいけないことや、許すことや、これからのことを伝えました。
相当な抵抗がありましたが、観念したのか、ようやく行くべきところへと去りました。
しかしまだ何かも感じるのです。少年の左目だけがつり上がっていました。
「まだいるよね相当すごいのが?…」
「はいいます.実は今日はこれをとって欲しいんです…」
話を聞くと少年はまだ小学生の頃に自分で調べて悪魔との契約をしたのだとか。
血判書まで交わしたそうです。
ある日押し入れの中で遊んでいると、亡くなった祖母が現れました。しかし次第に命令口調になり、祖母ではないことに気がついて、姿が変わって悪魔になったとか。
そして体の中に入られて命令されるようになったそうです。
話を聞いているうちに、少年は苦しみ始め悪魔が体を支配しました。私も驚いたのですが、神仏と共に対応しました。
それから40分過ぎた頃、完全にこの体を乗っ取ったぞと悪魔は少年の首を閉め始めましたが、最後には神仏のお力で去っていきました。
よく低級霊が苦しむフリをしたりして去ったふりをして霊能者をだますこともあります。
今回はそれではなくて、私も少年もほんとうに危なかったのです。
まるで映画のエクソシストの悪魔祓いでした。
不思議なのは、
その日はなぜか白いシャツに十字架の刺繍が入った黒いネクタイ、黒いバラのコサージュをつけて、十字架のネックレスをつけて十字架がついた指輪をしていました。
内容は省略しますが、
問題なのはなぜその少年が悪魔と契約をしたか?です。
少年は育った環境で極度に自分を卑下し、自分には全く価値がないと
強く思いながら過ごしていました。
そこで周りの人から認められていないと
孤独感や絶望感がどんどん大きくなり
その結果
「すごい人間になってやろう、そして見返してやろう、いや、思い知らせてやりたい…」
そして契約を交わす時にこう言ったそうです。
「自分の命をあげるから、歴史に残るようなすごい人間にしてほしい」
人は自分に価値があると思うと光が出てきます。
反対に、自分は価値がないと思うと闇に包まれはじめるのです。
生まれた人はみんな価値があります。それを生かして悦ぶ方へと変えて行くことが大切です。
そういうことを、しっかりと伝え、その日は母親と帰っていきました。
ですが一時的な結果です。
お祓師がいかに優れていたとしても、
その後も相手を守り通すことは不可能です。
そういうことを言う人にはくれぐれも気をつけてください。
この問題は少年だけではなく、少年のご両親が無関心でなく、真剣に取り組まないと解決できないでしょう。
悪魔は願いを聞く代わりに必ず命を奪います、本人だけでは足りないなら他にもです。
最近流行っている、
聞くだけで…見るだけで…願いが叶う!
確かにそういうことが起きる良いものも中にはありますが、
すぐ結果が出ることを求める
人間の心の弱さにつけ込もうとして
悪魔はいろんなところから
エネルギーを奪えそうな人間を
いつも探しています。
スピリチュアルの世界で何でも解決しようとして
自分を省みず周りを変えようとして
自分自身が変わることができない人は
悪魔の格好の餌食となります。
どうぞ気をつけてくださいね。